風に向かって歩くには、体力がいるけれど、怯むと風が止むのを待つしかない。待っているのも自分の時間。

もし、一歩も距離を稼げなかったとしても、歩んでいれば世界との交通は継続され、ふっと違う分かれ道が見つかるかもしれない。

隠れるように風がやむのをまっていてはいけない。

そう思った夏の夜。