日曜日に奥さんとの待ち合わせに時間があったので本屋で時間をつぶしていた。岩波文庫の棚を眺めていると、何となく「ツァラトゥストラ」が目に入った。

確か大学生の頃に読んだかな? あの時の記憶を振り返ってみる。 「なんだ?この訳の分かんない話は?ツァラトゥストラって誰よ?超人で何よ?」 みたいな感じしか思い出せない。

何となく今読んでも同じ感覚かなあ。と手に取ってみた。

確かに20年前に読んだ時と同じように寓話が広がっている。 もちろんそれは変わらない。

しかし、一行目から僕は引きつけられたのだ。

どのページを開いても、胸を目を腹を脳天をすべてを撃ってきた。 「なんだこりゃ?」 という感想は別の意味になっていた。

読みかけの本はすべて横におき、急ぎ足で歩きながら荒っぽく「ツァラトゥストラ」を読んでいる。

岩波文庫に訳者の方のあとがきに賛成だ。注釈なしで読み飛ばそう。 まだ上巻しか読んでいないけど、あとがきの切迫感もいい。